大黒柱伐採ツアー2025レポート

先日、2025年11月9日（日）「第24回 仲南の森 大黒柱伐採ツアー」を香川県仲多度郡まんのう町にて開催しました。
あいにくの雨でしたが、多くの方々にご参加いただき、木と森、そして家づくりをつなぐ貴重な時間を共有することができました。

今回のツアーでは、昭和33年に植えられたヒノキを2本、住まいの大黒柱として伐採しました。
樹齢約70年の立派なヒノキは、森の中で静かに存在感を放ち、参加者の皆さまの期待が自然と高まりました。

伐採には、丸亀市で材木店を営む豊田均さんの息子、豊田卓さんもご参加。
親子で力を合わせ、慎重かつ手際よく作業に挑む姿は、森の中でひときわ印象的でした。木が倒れる瞬間には大きな拍手と歓声が上がり、森の中が活気に包まれました。

伐採後の座談会では、豊田卓さんがゆくゆくはお父さんの後を継ぐご意向であることもお伺いできました。
木と家づくりをつなぐ「世代を超えた想い」を感じるひとときで、参加者の皆さまも熱心に話に耳を傾けていました。

このツアーを通じて、木が森で育ち、家の柱として生まれ変わるまでの過程を体感していただきました。
伐採から製材、加工、大工、そして住まい手のもとへ――
多くの人の手を経て木が形を変える、その物語を森の中で体感できるのが、このツアーの大きな魅力です。

雨の中での開催となりましたが、参加者の皆さまとともに、木と人、人と家をつなぐ特別な時間を共有できたことを心より嬉しく思います。
今後も「大黒柱伐採ツアー」を通じて、木の魅力・森のありがたみ・地域材の可能性を伝え続けてまいります。
次回の開催もぜひご注目ください。