住まいと庭が調和する『庭屋一如』の家
古民家改修 リノベーション- 平屋
- 30坪未満
- 日本瓦葺き
- 焼杉外壁
- 香川県産ひのきフローリング
住まいと庭が調和する『庭屋一如』の家
物件概要
- 所在地
- 三豊市財田町
- 構造
- 木造(在来軸組工法)
- 延床面積
- 改修部:51.19㎡(15.51坪)
築80年の古民家
山と空の稜線がどこを切り取っても美しい、のどかな風景の中にあるお宅の改修を行いました
築80年の古民家で、重厚な瓦屋根に讃岐ならではの鏝絵が印象的な立派なお宅ですが、3世代に渡って暮らしてきたということもあり、水回りの不便さや耐震性への不安などがあったそうです。
それを解消したいと、キッチンとダイニング、浴室、洗面所そして土間のあったスペースを、住まい手さんのライフスタイルに合う空間に改修しました。
キッチンダイニングは、ダイニングのオーク材の床とキッチンの壁や床のグレーのタイル、ステンレス製のキッチンが印象的なスタイリッシュな空間に。
窓の位置なども緻密に計算し、アイランドキッチンに立つと、外の道路からの目線を気にすることなく庭や遠くの山々が見え、山から下りてきた涼しい風が部屋を通り抜けます。
そして少し離れていて不便だった浴室や洗面所はキッチンダイニングに隣接させ、生活動線もとても便利になりました。
さらに、スペースを持て余していたという室内を生活しやすい広さに狭めて、新たにつくったのは庭。縁側越しに見える庭は「庭屋一如」をテーマに、家と周囲の自然をゆるやかにつなぐ役目も果たしています。季節の移ろいとともに装いを変える庭を眺めるのが日課になり、新芽が出たり花が咲き誇ります。