古民家改修・
リノベーションRENOVATION
菅組ではリノベーション専門の部門を設け、営業から企画・設計、工事まで一貫して対応させていただいてます。
新築そっくりに改修するのではなく、新築にはないリノベーションならではの空間作りを目指し、皆様の住まいのご要望にお応えするとともに、プロならではの目線で、生活・家事動線やバリアフリー等を考えた知恵(アイデア)のあるリフォームをご提案しております。
お客様にとって思い入れのある大切な住まい。わたしたちは、そんな住まいの思い出や特長を生かしたプランのご提案を心がけています。
経年美という愛着
建物は年月と共に少しずつ風化していきます。本物の素材は、年月を経る毎に味わいのある表情を見せてくれます。良い建築は、新築の時が一番美しいのではなく、時と共に味わいが深まり、その時々の経年美を醸し出します。その経年美は建築主や住まい手の方々に、建物への愛着を醸成します。この愛着もまた「使い続ける」為の重要な要素です。私たちは建物に愛着を持ってもらえるような建築をつくることも大切なミッションと考えています。
使い続けること…持続可能な社会に向けてとても大切な事だと思います。
住まい手さんの声
守り、活かし、光を通す リノベーション
Hさんのお宅は、築86年の離れと築45年の母屋、そしてその間にあるLDKが「H」字のように繋がる造りです。離れには、和洋の様式が混ざり合った貴重な小屋組みが残されており、Hさんが子供の頃の思い出が詰まった場所。「昔は井戸や五右衛門風呂もあって、床下からヒキガエルが飛び出してきたこともありました」と笑いながら話してくださいました。
古い家ならではの課題もあり、増改築を繰り返してきた部分には雨漏りや段差が生じていました。ご家族は「この家に長く安心して住みたい」との思いから、バリアフリー化を希望されました。玄関から母屋、離れに至るまでの段差を解消し、新しいLDKには吹き抜け天井や大きな窓を設けて、光と風が通る開放的な空間に。庭へと繋がるウッドデッキも加わり、自然との調和を感じる心地よい空間が広がりました。
住まいと庭が調和する『庭屋一如』の家
香川県の山間に佇む築80年のK邸は、1年前に改修が完了した古民家。「夕食後にこの空間でくつろぐのが至福の時」と語るご夫妻の暮らしを取材しました。
3世代にわたり住んできたこの家は、広すぎる空間や耐震性、水回りの不便さが課題でした。ご夫妻は1年間で20~30案ものプランを練り、菅組に改修を依頼。「既製品を使わず、生活動線に合った造作家具を提案してくれて心強かったです」と奥様。理想を追求した素材選びでは、キッチンのタイルや火山灰を使った壁材を取り入れました。
庭も設計士の提案で家づくりと同時進行。「庭を後回しにするつもりでしたが、同時に進めて大正解でした」とご主人。今では庭の草木や鳥のさえずりを楽しむ時間が日課に。ダイニングのテーブルは、奥様のお父様が設計に合わせて作った特注家具。家族が集まる場所として、まさに「黄金比」の空間が完成しました。