モデルハウスMODEL HOUSE

i-works5.0菅組モデル

建築家伊礼智×菅組が
提案する
心地よさの
かたち

香川県高松市に、県内初となる
「i-works project」のモデルハウスが完成しました。
設計を手がけたのは、
“誰もが心地よいと感じる住まい”をテーマに
家づくりを続けてきた建築家・伊礼智さん。
その最新モデルに、菅組が大切にしてきた
素材の知恵や空間づくりの工夫を重ねて、
暮らしにちょうどいい住まいができました。
庭の設計は、伊礼さんと数多くの住宅を手がけてきた
造園家・荻野寿也さんが担当。
建物と庭が響き合う、穏やかな住まいです。

見どころ

空調計画｜最小限のエアコンでも快適に

空調設備は、1階と屋根裏に1台ずつのエアコンのみ。吹き抜けとトップライトを通じて、空気が自然にめぐる設計です。高断熱・高気密をベースに、設備に頼りすぎず快適に暮らせる住まいを目指しました。
手入れがしやすく、ランニングコストも抑えられる、シンプルで合理的な空調計画です。

空間設計｜素材の質感と、落ち着きのある広がり

通常のi-works5.0より下屋を大きく張り出し、リビングを広く確保。屋外デッキと室内がゆるやかにつながる構成で、のびやかさと心地よさを両立しています。
天井は高さを抑え、包まれるような安心感を。仕上げには杉赤身の小幅風板を使い、溝を窓へ向けて貼ることで、空間がすっきりと見える工夫も加えました。

床にはしなやかでぬくもりのある赤松の無垢材を。
壁や天井の一部には香川県産の桧やフェザーフィールも取り入れ、素材の風合いがやさしく室内を包み込みます。

照明と家具｜暮らしを整える、やわらかな存在感

照明は、天井から吊るさず、スタンドライトやブラケットを使って光の重心を低く。やわらかな光が空間に広がり、落ち着いた時間を静かに演出してくれます。

家具は、住まいの空気感と調和するものをひとつひとつ丁寧に。
伊礼さんが設計したローテーブルをはじめ、空間になじむデザイナーズ家具が、それぞれの“居場所”をつくり、暮らしを整えてくれます。

GALLERY

建築家　伊礼智（いれいさとし）

1982年、琉球大学理工学部建設工学科卒業後、東京芸術大学美術研究科大学院修了（奥村昭雄研究室）。丸谷博男+エーアンドエーを経て、1996年伊礼智設計室開設。2005年から日本大学生産工学部建築工学科居住空間デザインコース非常勤講師。2006年「東京町家・9坪の家」、2007年「東京町家・町角の家」でエコビルド賞受賞。2013年「i-works project」でグッドデザイン賞受賞。『建築知識』（2013年発行/エクスナレッジ）では700号記念企画「日本の住宅を変えた50人」に選出される。最近では韓国や台湾でも著書が翻訳出版され、国外でも注目が集まる。主な著作：『伊礼智の住宅設計作法』（2009年編集/ 新建新聞社・発行/ アース工房）／『伊礼智の「小さな家」70のレシピ』（2014年発行/ エクスナレッジ）他多数。建築誌を中心に作品紹介、コラム等多数掲載中。

建築概要

面積

敷地面積: 383.02㎡ (116.07坪)

延床面積（本体）: 100.80㎡ (30.55坪)

延床面積（小屋）: 9.91㎡ (3.00坪)

仕様

屋根: ガルバリウム鋼板

外壁: そとん壁（スチロゴテ仕上げ）

腰壁: 杉赤身羽目板

天井: 杉小幅風板、フェザーフィール、香川県産桧羽目板

壁: フェザーフィール、香川県産桧羽目板

床: 赤松無垢フローリング

アプローチ: 大谷石

庭と外構

荻野寿也による植栽設計

外構は、造園家・荻野寿也さんが手がけました。
香川の気候に合った在来種を中心に植え、建物のまわりに自然がやさしく広がる庭を設計。
住まいとともに時間を重ねて育っていく、そんな風景のはじまりです。

【荻野寿也（おぎの・としや）】
1999年自宅兼アトリエが第10回みどりの景観賞を受賞。以降、独学で造園を学び、原風景再生をテーマに造園設計・施工を手がける。2013年長野県松本市景観賞、2015年第25回日本建築美術工芸協会賞（AACA賞）優秀賞共同受賞など受賞多数。2012年より伊礼智の住宅デザイン学校教師。著書に『荻野寿也の「美しい住まいのみどり」85のレシピ』。

出会う体感する

小さな家で、豊かに暮らす

このモデルハウスには、住まいとしての心地よさと、丁寧な手仕事がたくさん詰まっています。
空気の流れ、素材の質感、家具の佇まいなど、写真や言葉では伝えきれない部分を、ぜひ現地で感じてみてください。
ご見学は予約制です。ページ下部のフォームより、お気軽にお申し込みください。

※お家づくりをご検討されている方を優先させて頂くため、同業者様のご参加は何卒ご遠慮ください。