i-works

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誰もが
心地よいと
思える住まい

i-works projectは、建築家 伊礼智が
考える新しい家づくりの形です。
これまで建築家の建てる住まいは、
ある特定の個人のための
「特殊解」な家でした。
しかし、心地よさを突き詰めていくと、
多くの人が居心地よいと感じる
「一般解」にたどり着きます。

i-works projectは、伊礼智がこれまで手がけてきた住宅のプランやディティールをブラッシュアップし、クオリティを向上させ「標準化」したものです。設計と施工の両面から無駄を省くことで、コストを抑えつつ質の高い家づくりを実現しました。もう一つの特徴は、伊礼智を中心に、会員工務店・建材メーカー・建築研究者が協力し、意匠と性能を両立させた住宅作りに努めていることです。伊礼が信頼する建材やシステム類を標準部材として採用し、構造躯体や断熱、温熱環境などにもこだわり抜いた家づくりをしています。

菅組は伊礼智のこのような取り組みや思いに深く賛同し、讃岐の地で住まい手の豊かな暮らしを広めたいと考え、i-works projectに取り組むこととしました。

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小さな家で、ゆたかに暮らす

小さな家で、ゆたかに暮らす

小さな家は、決して“狭い家”ではありません。むしろ、必要以上に大きく広い家は、住まい手がゆっくり落ち着く空間を見つけることが難しい家になってしまうことがあります。小さな家を広々と住むための工夫を考えることこそが、設計の醍醐味です。余計な空間をそぎ落とし、本当に必要な空間の密度を高めることが心地よい家を生み出します。
また、家を小さくすることで、限られた予算を質の高い材料や庭づくりに割り当てることが可能となり、住まい手にとってゆたかな暮らしを作ることができます。必要なものとそうでないもの、これからの生活を整理することで無駄をなくし少ないエネルギーで暮らす。不必要な空間にエネルギーを費やすこと無く、環境にも優しい住まいはこれからの日本にとってとても大切なことです。

小さな家で、ゆたかに暮らす

永く飽きのこない住まい

永く飽きのこない住まい

家づくりを考えるきっかけは人それぞれですが、住まいは洋服や車のようにおいそれと買い替えができない代物です。20年、30年先を見越して永く飽きのこない住まいとすることは、住まいの耐久性と同じくらい大切なことです。趣味や感性や暮らし方は年齢とともに変わっていっても、一度建てた家はずっと変わりません。i-works projectのシンプルで良質な空間は、住まい手の暮らし方や感性が変化しても、永く変わらず住まい手に寄り添うことができます。

永く飽きのこない住まい

PLAN

目指したのは、プレタポルテな家づくり

「プレタポルテ」とはアパレル業界で「質の高い既製服」の意味。特定の誰かのためだけのフルオーダー住宅を「オートクチュール」と例えると、i-works projectはオートクチュールの上質さをまとわせた既製服「プレタポルテ」といえます。そんな上質で資産価値のある住まいを提供する。それがこの i-works project の狙いです。
現在、それぞれのプランには間取りのバリエーションがいくつも準備されているので、自分に合ったプランを選択することができます。

PLAN

i-works 1.0

大屋根が印象的な1.0は、延床29.32坪。勾配天井の吹き抜けの開放感で家族4人がのびのびと暮らすことができます。玄関脇には外物置も追加でき、収納力は充分です。

i-works 1.0

i-works 2.0

もっともコンパクトな、3.5間x3.25間。コンパクトな中にも暮らす人の居場所を確保。限られた面積の中で、考え抜かれた無駄のない空間構成になっています。かわいらしさNo1。

i-works 2.0

i-works 3.0

i-works 1.0と2.0の ”ちょうど中間” の3.5間角のベース。納戸付きの広々とした玄関スペースに加え、L型のキッチンを採用して回れる家事動線を実現。下屋との組合せも可能です。

i-works 3.0

i-works 4.0

i-works初の平屋タイプ(申請は2階建て)。4畳半を組合せたプランには、使いやすいコックピット型のキッチンを採用。真壁工法でi-worksの中でもっとも目視率が高い。

i-works 4.0

i-works 5.0

多くのご要望を頂いていた、東西に長く南の日射を十分取り込める i-works5.0 が完成。より景色を楽しめる2階リビング、ベーシックな1階リビングの2タイプがあります。

i-works 5.0
photo by masao nishikawa

受賞歴

2013年度 グッドデザイン賞受賞

日本らしい佇まいを持った、簡素だけれども品格のある住宅を目指し、「長寿命性能・省CO2性能・快適性を備えた小さくても大きく暮らせる家を提供すること」を目的とした本プロジェクトは2013年度のグッドデザイン賞を受賞。審査委員からは、「建築を標準化する一方で施工は地域工務店を活用した工業化と手作り感のバランスをとる仕組み」「ユニット住宅でもなく注文住宅でもない建築のあり方を追求し地域貢献を展開する仕組み」「設計デザインに加えて工務店と建材メーカーによる『つくり手ネットワーク』という信頼価値」とういう点について高い評価を頂きました。また、つくり手ネットワークの企業もそれぞれの分野での取り組みや商品などでグッドデザイン賞を受賞しています。

グッドデザイン賞受賞

建築家について

建築家 伊礼 智(いれい さとし)

建築家 伊礼 智(いれい さとし)

1982年、琉球大学理工学部建設工学科卒業後、東京芸術大学美術研究科大学院修了(奥村昭雄研究室)。丸谷博男+エーアンドエーを経て、1996年伊礼智設計室開設。2005年から日本大学生産工学部建築工学科居住空間デザインコース非常勤講師。2006年「東京町家・9坪の家」、2007年「東京町家・町角の家」でエコビルド賞受賞。2013年「i-works project」でグッドデザイン賞受賞。『建築知識』(2013年発行/エクスナレッジ)では700号記念企画「日本の住宅を変えた50人」に選出される。最近では韓国や台湾でも著書が翻訳出版され、国外でも注目が集まる。主な著作:『伊礼智の住宅設計作法』(2009年編集/ 新建新聞社・発行/ アース工房)/『伊礼智の「小さな家」70のレシピ』(2014年発行/ エクスナレッジ)他多数。建築誌を中心に作品紹介、コラム等多数掲載中。

建築家 伊礼 智(いれい さとし)

i-works1.0などシリーズの詳細や間取りは
「i-works project」のホームページをご覧ください。